VARICOSE VEINS下肢静脈瘤とは
右の写真のように、足の静脈が拡張し表面に浮き出てボコボコとコブになった病気です。日本人女性の2人に1人に見られるという報告もあるほど多いものです。
一般的には女性に多い病気と考えられがちですが、じつは男性もよくかかる病気です。静脈瘤は足に青い血管や赤い血管が浮いてみえるため、ご自分でも静脈瘤かなと疑うことが可能です。
治療が最も必要なのは、伏在型という大きいコブの静脈瘤ですが、網目状やクモの巣状といった静脈瘤の中にも、静脈が悪くなっていて治療の対象となるものがあるので、注意が必要です。特に足首の辺りに赤くて細い血管が多数出ている場合は、大きなコブがなくても静脈が悪くなっている可能性があるので、精密検査を受けたほうがいいでしょう。
PROCEDUREいまず外科の下肢静脈瘤血管内治療方法
PROCEDURE
下肢静脈瘤重度の場合
最新のラジオ波による治療
2014年6月より下肢静脈瘤に対するラジオ波を用いた血管内焼灼術が保険適応となりました。最新の機器は創が小さく(針の跡のみ)痛みも軽減されており、当院でも、この技術を導入して治療しています。
下肢静脈瘤による不快感やその他の様々な症状でお悩みのかたは一度ご相談ください。
※当院で使用しているレーザーファイバーは、ファイバーの先端がラウンド加工されており、カーブした血管でも穴の空くリスクが少なくなっています。
ラジオ波による治療の長所
merit
- 片足のみの症状に対応
- 傷が小さく痛みも少ない
- 炎症や痛み、内出血などの術後合併症が少ない
下肢静脈瘤重度〜中度の場合
下肢静脈瘤血管内塞栓術による治療
血管内塞栓術は、下肢静脈瘤の原因となっている静脈内に医療用接着剤(シアノアクリレート)を注入し、血管を閉塞させる新しい治療法です。
この治療法の導入により、これまでより低侵襲な静脈瘤治療が可能になる上、解剖学的な制約からこれまでカテーテル治療ができなかった患者さんに対しても、低侵襲な静脈瘤治療を提供できる可能性があります。
下肢静脈瘤血管内塞栓術の長所
merit
- 両足同時の治療が可能
- 局所麻酔のみで手術を行えるため、身体への負担が少ない
- 深部静脈血栓症、血管周辺組織や神経へのリスクが低い
EXPENSE費用に関するご案内
当院で行っている手術の費用内容は以下の通りです。
症例 | 費用 | 保険適応 | 決済方法 |
---|---|---|---|
最新のラジオ波による治療 |
片足 3割負担 約55,000円 |
○ |
現金・ |
下肢静脈瘤血管内塞栓術による治療 |
両足 3割負担 約89,000円 |
○ |
現金・ |
※下肢静脈瘤の治療は、保険診療で行えます。