適切に避妊ができたか不安に感じるとき、緊急避妊薬（アフターピル）を急いで手に入れたいと思うものの、どこに行けばいいか迷うことがあるでしょう。

この記事では、仙台でアフターピルを処方しているおすすめの医院・クリニックを紹介します。

アフターピルは早めに服用することで避妊効果が高まるとされています。

クリニックの特徴や取り扱っているアフターピルの種類を紹介していますので、できるだけ早く行き先を決めて受診することが大切です。

この記事を最後まで読むことで、クリニックに行けない場合に便利な「オンラインピル処方」の使い方や、アフターピルの服用に関する注意点についても理解できます。

ぜひ最後までご覧いただき、迅速にアフターピルを手に入れる方法をみつけてください。

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アフターピルを当日入手できるおすすめの産婦人科・クリニック5選

以下に、仙台でアフターピルの当日入手が可能な産婦人科・クリニックのおすすめを詳しく紹介します。

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• The Beauty Clinic（ザ ビューティ クリニック）仙台
• マドレクリニック
• 仙台駅前婦人科クリニック
• あおば通りかずみクリニック
• きたのはら女性クリニック

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それぞれのクリニックの特徴を見ていきましょう。

仙台市内の一部薬局でアフターピルが購入可能

アフターピルは、通常、医師の処方がなければ購入できません。

しかし、2023年11月末から厚生労働省が調査の一環として、薬局でも処方箋なしでアフターピルを試験販売する取り組みが始まりました。

この試みは、全国145ヶ所の薬局でのみ実施され、医師の処方箋なしでアフターピルを購入できるというものです。

ただし、購入は16歳以上の女性のみで、身分証の提示などの手続きや条件があります。

また、利用する際には事前に服用する本人から、以下の問い合わせが必要です。

・アフターピルの在庫状況・費用 ・訪問日時

薬局でアフターピルを試験的に購入する際の手順は以下のとおりです。

STEP1

購入希望者が直接薬局に電話をし、購入のための事前相談を行います。（在庫状況や価格の確認など）

STEP2

薬局に行く前に以下の持ち物を準備します。

持ち物リスト
・身分証明書（16～17歳の場合、保護者等の同伴と公的身分証明書が必要） ・スマートフォンとメールアドレス（アンケート回答用） ・緊急避妊薬の費用と妊娠検査薬の費用 ・お薬手帳（持っている場合） ・事前質問票

STEP3

薬局にて薬剤師と面談し、研究参加の同意手続きを行います。販売の可否を確認するための体調チェックも行います。

STEP4

アフターピルの説明を受け、同意した後に購入します。その場で薬剤師の前で服用します。

STEP5

薬局でスマートフォンを使って最初のアンケートに回答します。

STEP6

服用から3～5週間後、研究班からメールでアンケート依頼が届き、案内に従って回答します。（所要時間は約2分）

薬局でのアフターピル購入は手続きが煩雑というデメリットがありますが、価格が7,000円～9,000円と手頃であり、営業時間外でも購入できるといった点がメリットです。

薬局での試験販売に関心がある人は、「緊急避妊薬試験販売Infomation」から、仙台市内で試験販売を行っている薬局を確認し、検討してみてください。

アフターピルの基本情報

アフターピルの服用には注意が必要な点がいくつかあります。

「知らなかった」と服用後に後悔することのないよう、事前にアフターピルに関する基本知識を身につけてから服用することが重要です。

ひとつずつ確認していきましょう。

アフターピルの種類と効果

アフターピルには「緊急避妊」の効果があります。

服用時間別の妊娠阻止率は以下のとおりです。

薬剤名	服用時間	避妊成功率
【LNG法】 ノルレボ レボノルゲストレル	24時間以内	95％
	25～48時間以内	85％
	49～72時間以内	58％
【ヤッペ法】 プラノバール	24時間以内	77％
	25～48時間以内	36％
	49～72時間以内	31％

アフターピルは服用する時間が早ければ早いほど、避妊効果が高くなることが上記の表からわかります。

しかし、上表で示したようにアフターピルは避妊を100％約束するものではない、という点には注意が必要です。

アフターピルの料金相場

アフターピルは自由診療のため、産婦人科やクリニックによって料金が異なります。

アフターピルの料金相場は以下の通りです。

購入手段	料金相場
産婦人科・クリニック	7,000円～20,000円
試験販売対応薬局	7,000円～9,000円
オンラインクリニック	9,000円～15,000円

産婦人科やクリニックでの価格は7,000円～20,000円、試験販売を行う薬局では7,000円～9,000円、オンラインクリニックでは9,000円～15,000円程度で購入可能です。

また、アフターピルの種類によって価格が変わります。

エラ（国内未承認）は120時間有効で最も高価であり、72時間有効のノルレボが次に高く、72時間有効のレボノルゲストレル（ノルレボの後発品）が最も費用負担が少ないです。

どのアフターピルが処方されるかは医師の判断によりますが、希望がある場合は医師に相談してみてください。

アフターピルの副作用

アフターピルを服用する際の副作用には、以下の症状が考えられます。

・消退出血 ・不正出血 ・下腹部の痛み ・頭痛 ・吐き気 ・倦怠感 ・眠気

一般的に、アフターピルの副作用は長期間続いたり深刻なものではないとされていますが、強い副作用を感じた場合は、早急に医師に相談しましょう。

特に、副作用として吐き気が現れ、服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合、薬の効果が得られない可能性があります。

その際は、すぐに処方された医療機関に連絡してください。

アフターピル服用の注意点

アフターピル服用後に気を付けるべきポイントは次のとおりです。

・嘔吐した場合の再服用の必要性について ・避妊の成功を確認する方法 ・服用後の性行為に対する避妊効果はない

それぞれ確認していきましょう。

嘔吐した場合の再服用の必要性について

アフターピルを服用してから2時間以内に嘔吐した場合、薬の成分が体内に吸収されていない可能性があるため、再度服用が必要になることがあります。

医師に相談することで、吐き気止めを一緒に処方してもらえることがありますので、嘔吐が心配な場合は相談してみてください。

2時間以上経過してからの嘔吐であれば、再度の服用は不要です。

避妊の成功を確認する方法

アフターピルを服用した後、3週間を目安に避妊の成功を確認しましょう。

消退出血が見られることもありますが、それだけでは妊娠を否定できません。

不正出血や妊娠初期の出血と区別が難しいため、妊娠検査薬を使用するか、産婦人科での確認が必要です。

服用後の性行為に対する避妊効果はない

アフターピルは服用後の性行為には効果がありません。

アフターピルは、妊娠のリスクがある性行為後に服用することで効果を発揮します。

服用後に性行為をする場合は、他の避妊方法を併用して確実に避妊することが大切です。

参考：緊急避妊法の適正使用に関する指針 （平成 28 年度改訂版）

オンライン診療のメリット・デメリット

オンライン診療とは、医師や医療従事者による診察からアフターピルの取得までをすべてオンラインで完結できるサービスです。

時間が取れず医療機関や薬局に足を運べない方や、近隣にそういった施設がない方にとって、オンライン診療でアフターピルを手に入れることが可能です。

アフターピルは性行為後72時間以内に服用することで、妊娠のリスクを減少させることができます。

オンライン診療を利用すれば、最短で即日にアフターピルが届くため、産婦人科にすぐに行けない場合でも迅速に対応できます。

しかし、オンライン診療にはメリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在しますので注意が必要です。

メリット	デメリット
・24時間利用可能 ・通院が不要 ・どこからでも診療可能 ・費用負担が少ない ・後払いが可能 ・親に知られる心配がない	・送料がかかる ・診断書がもらえない ・すぐに受け取れない場合がある ・アフターフォローがない ・医師が選べない

オンライン診療を利用すると、医療機関や薬局に行く手間が省けます。

また、対面で医師や薬剤師と接することや待合室での長時間の待ち時間も避けられるため、精神的なストレスも軽減されます。

しかし、以下のような場合にはオンライン診療は適していません。

医療機関での受診が推奨されるケース
・性被害を受けて警察に届けたい方 ・性行為後、48時間以上が経過している方

オンライン診療や薬局では診断書が発行されないため、性被害を受けて警察に届ける際には、医師の診断書が強い証拠となります。

そのため、診断書が必要な場合は医療機関での受診が推奨されます。

さらに、オンライン診療は診療と決済が完了した後にアフターピルが郵送されるため、性行為後48時間を過ぎていると服用が間に合わないことがあるので注意が必要です。

アフターピル処方におすすめのオンラインサービス6選

アフターピル処方が可能なオンラインクリニックのおすすめを6つご紹介します。

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• ソクピル
• エミシアクリニック
• エニピル
• メデリピル
• マイピル
• あしたのクリニック

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それぞれのクリニックの特徴を詳しく見ていきましょう。

アフターピルに関するよくある質問

この章では、アフターピルの取得方法や使用方法に関する一般的な質問をまとめています。

アフターピルを処方される際の疑問点や、服用後に妊娠を避けられたかどうかを確認する方法についても詳しく説明していますので、不安を軽減するためにお役立てください。

ひとつずつ詳しく説明していきます。

アフターピルを服用すると不妊に繋がりますか？

アフターピルが将来的に不妊の原因になることはありません。

アフターピルは、排卵を遅延させるか、排卵を阻止することで妊娠を防ぐ役割を果たす薬です。

これらの効果は一時的なものであり、将来子供を望む方でも安心して使用できる医薬品です。

産婦人科で診察なしでアフターピルを買える？

アフターピルは処方箋を要する医療用医薬品に分類されるため、購入する際には服用者本人の診察が必須です。

医療用医薬品は、医師の診察を経て処方箋が発行され、医師または薬剤師からの説明を受けなければなりません。

アフターピルは、適切な方法とタイミングの服用が妊娠阻止率に直結するため、医師の説明をしっかり受け守ることが重要です。

アフターピルの購入方法には、産婦人科、試験販売に対応した薬局、オンラインクリニックの3つがあります。

産婦人科やオンラインクリニックでは、必ず服用者本人と医師の診察が行われ、試験販売に対応した薬局では、処方箋なしで購入できますが、服用者本人以外の購入はできません。

マツキヨなど、ドラッグストアでアフターピルは買える？

アフターピルは現在、市販化されておらず、マツキヨなどのドラッグストアで購入することはできません。

現在、アフターピルの市販化を目指して調査研究が進行中であり、一部の薬局では試験販売が行われています。

しかし、判断材料が不十分であるなどの理由により、まだ市販化には至っておらず、市販開始の日程も未定です。

アフターピルを購入したい場合は、産婦人科、クリニック、試験販売を行っている薬局、またはオンラインクリニックをご利用ください。

アフターピルの個人輸入は安全？

通販サイトやSNSでアフターピルが手軽に購入できる場合がありますが、安全性が確認されていない場合が多く、効果が保証されていないため、個人輸入での購入は控えることをおすすめします。

特に、海外から個人輸入されているアフターピルが多く見られますが、海外では比較的安価に購入できるため、個人バイヤーがSNSなどで転売していることも少なくありません。

しかし、これらのアフターピルは日本国内での安全性や有効性が確認されていないため、注意が必要です。

中には、偽造医薬品や有害な成分が含まれている可能性もあり、服用にはリスクが伴います。

たとえ海外で一般的に使用されているアフターピルであっても、日本での認可を受けているものとは成分が異なる場合があり、期待される効果が得られなかったり、予期しない副作用が出ることも考えられます。

そのため、アフターピルは正規のルートでの入手を強く推奨します。

仙台でアフターピルを一番安く買えるクリニックはどこ？

本記事でご紹介した中で、アフターピルの値段がお求めやすいクリニックは以下のとおりです。

	産婦人科	オンラインクリニック
クリニック名	きたのはら女性クリニック	ソクピル
①アフターピルの値段	レボノルゲストレル：9,900円〜	マドンナ：8,800円
②診察料	要問合せ ※公式サイトに記載なし	無料
③送料	なし	825円
合計（①＋②＋③）	9,900円（＋診察料）	9,625円

きたのはら女性クリニックは診察料が別途かかる可能性があるため、受診を検討する人はクリニックに直接問い合わせてみてください。

まとめ

本記事では、仙台市内でアフターピルを処方しているおすすめのクリニックをご紹介しました。

各クリニックの特徴も併せて紹介していますので、自分のニーズに合った場所を選ぶ参考にしてください。

アフターピルは、妊娠の可能性がある性行為から72時間以内に服用すると高い効果があります。

また、120時間以内に効果があるタイプのピルも存在します。

早く服用するほど避妊効果が高まるため、迅速に処方してもらうことが重要です。

近くにクリニックがない、または時間が取れない場合は、オンライン診療サービスを利用するのも一つの手です。

ただし、天候や交通状況により薬の到着が遅れることもあるため、120時間以内に効果があるタイプのピルを注文するか、別途クリニックを受診する手配をしておくと安心です。

この情報が、あなたの望まない妊娠を避ける助けとなれば幸いです。

監修者
医療法人いまず外科 院長 今津 浩喜 藤田学園保健衛生大学（現藤田医科大学）、藤田保健衛生大学医学部大学院外科教室卒業後、病院勤務や同大学講師を経て、2004年にいまず外科を開院。 【資格】 医学博士、麻酔標榜医、病理解剖資格、下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施医、指導医、実施施設認定　ほか